2024年3月21日にフジテレビで放送された「大奥」。
ついに倫子に「将軍家の子ではない」と秘密を打ち明けた上様でしたが、近くにいた松島もその秘密を知りました。
続きはどうなったのでしょうか。
大奥 第10話ネタバレあらすじ
上様の変な咳はずっと続いているようです。
上様は田沼に家基が亡くなったことで空席になった世継ぎをすぐに決めるつもりはないといいます。
自分の血はまやかしなので、本当に自分の血を引くものを世継ぎにしていいのかと言う上様に、田沼は迷う必要はないと言いました。
定信が町で偶然に上様そっくりの市村幸治郎という歌舞伎役者に遭遇します。
松島が田沼を廊下で待ち伏せていました。田沼は嘆願書を集め大奥取締役をやめさせようとしていることかと思いましたが違いました。
松島が上様の生まれのことで田沼の言いなりになっていたことを知った、これ以上好きにはさせないと言い放ちその場を去りました。
田沼にとっては最大の切り札であったこの件を知られたというのは不本意のようでした。
松島は上様に会いに行きました。倫子との会話を聞いてしまったと。
この話に触れるなと怒り去ろうとする上様にそうはいかないのですと話し始めたのは上様のお幸(上様の母)との約束のことでした。
かつて居場所がなくなってしまった松島に、身体が弱くそう長く生きられない自分の代わりに、竹千代(幼少の頃の上様)の教育係をまかせたいといってくれたこと。
それからずっと上様を守る事だけが生きる意味になったと。
そんな上様を田沼がずっと苦しめてきたのであれば許すことは出来ないと。
ですが、上様はこの件が明るみに出ること自体を恐れてか、松島の気持ちは汲むけれど忘れてほしいといいました。
定信から、またまんじゅう(今回は豆大福15個入り)の下に入った手紙が届きました。そして、混乱させようと上様にそっくりな歌舞伎役者がいることを伝えます。
倫子はこのことを上様に伝えますが上様はこれ以上何も知りたくないと言うので、倫子は上様に自分の思いを話します。
血筋とはそんなに大事なものですか?と。生まれによって分断される世の中を変えていきたいと言っていたではないですかと。
幼い頃から勉学に励み誰よりもこの国を思っている上様は間違いなく将軍にふさわしいお方です、どうか誇りを持ってくださいと。
上様はお墓参り?の時にお寺のようなところに市村幸治郎を城に呼び寄せました。
上様は、市村幸治郎に父親の名前は桜田真太郎かと聞き、そうだと答える市村幸治郎に母親は誰か?と聞き、奥女中だったと聞いているというので、自分と兄弟だと言います。
そこへ定信が入って来て、鬼の首でも取ったように意気揚々と「やはりそうだったのですね」と、田沼の言いなりだったのはこういうことがあったからなのですねと、この件は見過ごせないと上様に詰め寄ります。
そこに市村幸治郎が話に入ってきます。父の遺品の中から母が父に宛てた手紙があったのだと上様に渡します。
自分の父親は確かに桜田真太郎であるが、上様は違うと市村幸治郎は言います。
お幸は、竹千代を産んで数年経った頃、上様(家重)とずっと会っていなかったのに妊娠したと田沼に相談していました。
家重に告げ口して田沼はお幸を牢に入れ、ここなら安心して子供を産めますよなどと言い、幸治郎を産ませたということでした。
ここで定信は退場します。「徳川の血筋であったか」とせっかくの計画がパーになったとムカついて歩いて帰りました。
その頃、猿吉が川から引き上げられていました。遺言書が胸に入っていました。
上様と倫子が田沼を呼び出していました。
田沼の悪事が全て露呈しました。
生まれた赤ん坊を田沼に託し幸次郎と名付けて育てて欲しいとお幸から言われたにもかかわらず、赤ん坊を育てさせることなく牢屋に入れて上様の目の前で殺すという極悪非道に上様は怒りが収まりません。
確か桜田真太郎の行いは許されないかもしれませんが、上様を騙して利用するというのは更に許されない行為です。
田沼は田沼でこの国を思っていましたが、吉宗の倹約や家重の散財や馬鹿さ加減に将軍や徳川家を信じられなくなっていたようで、自分が実権を握ることで政治を乗っ取ろうという気持ちになったようでした。
こうやってバレて怒られても後悔はしていないという田沼に上様は、吉宗と家重から言い残されたという言葉を言います。
「田沼を重用せよ」。二人ともがそう言っていたと。こんなことをしなくても田沼自身の力で上り詰めることができたはずだ、悔いは本当にないのか?と。
田沼には蟄居閉門を命じました。その後の子細は追って沙汰すると。
蟄居閉門とは、自宅の門も窓も閉ざして外出等も一切禁止で謹慎するというようなことで、一番重い監禁刑だそうです。
松島にも伝え、田沼は死罪にするつもりのようです。
大奥取締役は引き続き松島にと言われ喜んで受ける松島でした。
定信のおかげで色々うまくいったという内容の手紙を倫子から貰い、怒り狂う定信。
猿吉の遺書には、倫子のお腹の子が流れるように毒を仕込んだのも、家基を殺したのも自分であるというようなことが書かれていました。(定信が仕込んだようです。)
上様は、これだけのことを猿吉が1人で出来るわけがない、黒幕が居るはずだ探せと命じていました。
猿吉がお品の五菜であることもみんなに知られて、お知保がお品に殴り掛かります。倫子に止められ、泣き崩れるお知保を倫子は抱きしめます。
家基や千代姫が亡くなったことでお品が疑われている、お品に城を出てもらうことにしたと上様から発表されました。
そして、貞次郎も明け方亡くなっていたことも知らされました。
何が何やらわからない倫子。
高笑いして自分の時代はもうすぐだと言う定信。
お品との突然の挨拶もない別れ、お品に思いを馳せていたそんな時、松島から「上様がお倒れになりました」と報せを受けました。
大奥はつまらない?第10話の感想
上様が徳川家の子であったというのがわかったことはよかったですが、のんきに喜んでいる場合ではない問題が次々に起こりました。
猿吉が殺され、捏造された?遺書により陰謀を疑われるお品、そのお品の赤ん坊さえも亡くなってしまうという(殺されたのかな?)、何とも言えない展開でした。
上様が倒れて、次回の予告ではかなり具合が悪そうな様子でしたので心配です。
まとめ
上様の最大の心配事がなくなり、ホッとしたのも束の間、いろいろありました。
咳が続いていた上様がついに倒れてしまい、いったいどうなるのでしょうか。
次回、最終回、、見守りたいです。