日常に「ちょっといい一杯」を。
コーヒーをもっと楽しむために。
朝の目覚めに、午後のひと息に。
コーヒーは、私たちの毎日にそっと寄り添ってくれる存在です。
でも、「もっと美味しく淹れたい」と思ったとき、まず立ちはだかるのが…器具の名前や種類の壁。
ドリッパー?グラインダー?何が必要で、どう違うの?
この記事では、コーヒー器具の基本の名前や種類を一覧で紹介しつつ、美味しい一杯を淹れるためのコツもやさしく解説していきます。
初心者の方でも今日から試せる内容なので、ぜひ最後まで読んでくださいね♪
コーヒー器具の名前と種類は?まずはこの5つを覚えよう
「コーヒー器具」と一口に言っても、その種類はさまざま。
まずは基本となる5つの器具を紹介します。
● ドリッパー(抽出器具)
ペーパーフィルターをセットして使う器具で、最もポピュラーなコーヒー抽出方法です。
【円錐型】や【台形型】などがあり、形によって味わいや抽出スピードが異なります。
素材はプラスチック、陶器、ガラスなど。初心者には軽くて扱いやすいプラスチック製がおすすめです。
● サーバー(コーヒーの受け皿)
抽出されたコーヒーを受ける容器。
耐熱ガラス製で目盛り付きのものが主流で、量を管理しやすいのが魅力。最近ではIH対応のタイプも人気です。
● 細口ケトル(ドリップケトル)
湯量と注ぐスピードを調整できる「グースネック型」が特徴。
【中心からゆっくり注ぐ】というドリップの基本を実践するには、専用ケトルが圧倒的に便利です。
● コーヒーミル(グラインダー)
豆を挽くための器具で、手動と電動があります。
【臼式・プロペラ式・コニカル式】など刃の構造も多彩で、挽き目の均一さが味に直結します。
● ペーパーフィルター
ドリッパーとセットで使う、使い捨てのフィルター。
円錐型・台形型など、ドリッパーの形に合わせて選びます。厚みや素材によって味わいも変化します。
美味しいコーヒーを淹れるために知っておきたい4つの基本
道具がそろっていても、使い方で味は変わります。
ここでは誰でもすぐ実践できる4つの抽出ポイントを紹介します。
● 適切なお湯の温度:90〜95℃が目安
沸騰直後のお湯は熱すぎるため、少し冷ます(1分程度)のがベター。
酸味と苦味のバランスが整い、雑味の少ない仕上がりになります。
● 蒸らしのひと手間で味が変わる
お湯をいきなり全量注がず、まず20秒程度少量を注ぎ、粉を蒸らすのがポイント。
これで炭酸ガスが抜けて、ムラなくしっかり抽出できます。
● お湯の注ぎ方:のの字で、ゆっくり数回に分けて
中心から外へ「の」の字を描くように注ぎ、一定のスピードを意識しましょう。
勢いよく注ぐと苦味が出やすくなるので注意!
● 挽き目(粒度)を合わせる:中細挽きが基本
コーヒー豆の「挽き目(粒度)」とは、豆を粉にしたときの粒の細かさのこと。
この挽き具合で、コーヒーの味は大きく変わります。
たとえば、
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細かく挽きすぎると → お湯がゆっくり通るため、苦味が強く出やすい。
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粗く挽きすぎると → お湯がすぐ落ちてしまい、味が薄くなりがちです。
ハンドドリップでは、「中細挽き(グラニュー糖くらいの粒度)」がバランスがよくおすすめです。
「お湯の落ちるスピードが速すぎるな?」と思ったらもう少し細かく、「時間がかかりすぎるな?」と感じたら少し粗くしてみましょう。
抽出時間と挽き目のバランスをとることが、美味しい一杯のカギになるんですよ♪
ステップアップしたい人におすすめのコーヒー器具5選
もっとコーヒーを極めたい人向けに、ちょっと上級な器具も紹介します。
● フレンチプレス
金属フィルター+ガラス容器で、粉をそのままお湯に浸して抽出。
豆のオイル分まで楽しめて、まろやかな味に仕上がります。
● エアロプレス
空気圧を使ってコーヒーを抽出するユニークな器具。
濃厚で雑味の少ない味が特徴で、アウトドアでも使える携帯性も魅力です。
● サイフォン
ガラスの美しさと科学実験のような見た目が特徴。
香り高く、クリアで上品な味に仕上がります。演出効果も◎!
● コーヒースケール(計量+タイマー)
粉と湯の量・抽出時間を一括管理できるアイテム。
再現性が高まり、プロ級の安定感を目指せます。
● ドリップスタンド
ドリッパーを安定させるための専用スタンド。
抽出時のブレを防ぎ、より美しく整ったコーヒー体験ができます。
まとめ
コーヒー器具は数多くありますが、最初は5〜6種類で十分です。
🔰初心者向けスターターセット
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ドリッパー
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サーバー
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細口ケトル
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コーヒーミル
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ペーパーフィルター
ここから始めて、自分好みの味や抽出スタイルに合わせてステップアップするのがおすすめです。
器具の名前や特徴を知ることは、ただの知識ではなく、「あなたらしいコーヒー」を見つける手がかりになります。
今日紹介した内容をヒントに、ぜひお気に入りの器具と一緒に、「私だけの一杯」を楽しんでくださいね。