2025年4月に公開予定の映画『真相をお話しします』は、結城真一郎氏のミステリー短編集を原作とした話題の作品です。
本作は、現代社会の「日常に潜む違和感」をテーマに、巧妙な伏線回収とどんでん返しが織りなす物語を映像化したものです。
映画化に際し、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さんとアイドルグループTimeleszの菊池風磨さんがW主演を務めることが発表されました。
しかし、映画がどのように原作の内容を映像化するのか、また主演の二人がどのような役柄を演じるのか、現時点では明かされていません。
この記事では、映画の概要や原作小説、漫画版について詳しくご紹介します。
映画【真相をお話しします】のあらすじは?
映画『真相をお話しします』は、結城真一郎氏の同名短編集を原作としていますが、具体的な映画のあらすじはまだ発表されていません。
そのため、原作小説の概要を踏まえつつ、映画がどのような形で物語を描くのか考察していきます。
原作の短編集には、以下の5つの短編が収録されています。
「惨者面談」
大学生の主人公が家庭教師派遣の営業マンとして訪問した家庭で、不穏な雰囲気に気づく。
母と子の奇妙な関係性が描かれ、物語は驚きの結末を迎えます。
「ヤリモク」
マッチングアプリで出会いを繰り返す中年男性が、娘の危険な行動に気づき苦悩する話。
家族愛と倫理観をテーマに、人間の矛盾を浮き彫りにしています。
「パンドラ」
不妊治療の末に生まれた我が子。
しかし、「精子提供で生まれた娘」を名乗る女性が現れ、家族の絆が揺らぎます。
現代の家族観や倫理を問い直す一作です。
「三角奸計」
大学時代の友人3人組がリモート飲み会を開く中で、ある裏切りが明らかになります。
SNS時代の友情と信頼の脆さがテーマです。
「#拡散希望」
自然豊かな島で育った子どもたちがYouTuberを目指すが、ある事件をきっかけに島民の態度が変化。
SNSの功罪を描き、現代社会への警鐘を鳴らす物語です。
映画がこれらの短編をそのまま再現するのか、それとも新たな脚本で繋げるのかは不明です。
映画【真相をお話しします】の原作は小説で漫画化も!
映画の原作となる『真相をお話しします』は、結城真一郎氏のミステリー短編集で、2021年に発表されました。
第74回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した「#拡散希望」を含む5篇が収録されており、現代日本の「今」を鋭く切り取っています。
コミカライズ版も大好評!!
本作は小説だけでなく、漫画化もされています。
もりとおる氏が手がけたコミカライズ版は、新潮社のウェブコミック「くらげバンチ」で連載され、原作の緻密なストーリーとキャラクターの心理を視覚的に楽しめると好評です。
漫画ならではのビジュアル表現が加わり、原作ファンからも新たな魅力があると評価されています。
まとめ
映画『真相をお話しします』は、原作小説の持つ独特の世界観をどのように映像化するのかが注目されています。
現代の社会問題を反映した物語が映像化されることで、さらなる新しい視点が提供されることが期待されます。
現在のところ、具体的な映画の内容やキャストの役柄については不明な部分が多いため、今後の発表を楽しみに待ちましょう。
原作小説や漫画版を読んで予習をすることで、映画をより深く楽しむことができるでしょう。
映画公開までの間に、原作を読んでその緻密なストーリーを堪能し、どのように映像化されるのかを予想してみてはいかがでしょうか?