2024年1月16日、国土交通省は、ダイハツ工業の試験不正問題に関連し、特に悪質だと判断された3車種(ダイハツ・グランマックス、トヨタ・タウンエース、マツダ・ボンゴ)について、型式指定を取り消すとの発表がありました。
この型式指定の取り消しは、国の認証が無効になり、これにより新たな販売が不可能となります。
では、これらの型式指定が取り消された車に乗っているユーザーはどうなるのでしょうか?
車に乗ることが難しくなるのでしょうか?それともリコールの対象になるのでしょうか?
型式指定が取り消された車に現在乗っている方への影響など調査しました。
型式指定取消された車はどうなる?
型式指定が取り消された車は、新しく販売することができなくなるだけでなく、既に販売済みの車にも影響が及びます。
国土交通省は、型式指定が取り消された車種の安全性を確認するため、ダイハツに対して試験を実施するように指示しています。
もし試験で安全性に問題があることが判明した場合、リコールの対象になる可能性があります。
リコールの対象になった場合、ダイハツからユーザーに通知が送られるので、その際は指示に従って対応するようにしましょう。
型式指定取消された車は乗れないのかリコール対応など調査
型式指定が取り消された車に乗っている場合、現在所有しているユーザーには、直ちには影響がないと思われます。
要するに、車検や自動車税の支払い、任意保険の加入など、通常通りに運転や維持管理ができるということです。
ただし、将来的に売却することができるのかという疑問も生じるかもしれません。
型式指定の取り消しは、新規の販売にのみ影響を及ぼすものであり、中古車市場には影響がないのではということです。
言い換えれば、型式指定が取り消された車であっても、価値判断はともかく中古車として売却することは可能です。
型式指定取消された車はどうなる?乗れないのかリコール対応など調査まとめ
型式指定が取り消された車の影響についてご紹介しました。
もしもその車にお乗りの場合、現在の所有者には直ちには影響がないとのことでした。
ただし、安全性の試験結果により、リコールの対象となる可能性があることに留意が必要です。
また、将来的には売却も可能ですが、車の価値が低下する可能性もあります。
型式指定が取り消された車をお乗りの方は、ダイハツからの通知や国交省の発表にしっかり注意し、必要に応じて適切な対処をお願いします。